MGのルール説明

MG盤から基本動作をみる

MG研修のMGゲーム盤

①意思決定カードを引く

ゲーム盤の中央に積まれているカードを引きます。プレーヤーは自分の番が来ると意思決定カードを引くことから始まります。売買など通常の行動がとれる「意思決定」とハプニングである「リスクカードを引く」の2種類があります。
(ここでは売買の流れを説明するので「意思決定」が出たとします)
 

②商品を仕入れる、売る

この工程がMGのポイントです。ここではゲーム盤のみの流れをご説明します。
(マーケットボリューム)
図の緑で囲んでいる部分。「東京10」とありますが10というのはマーケットボリュームと呼びます。その場所にあるモノの最大量とお考えください。この場合ですと東京では10個取り扱われる市場があるという風に考えます。例えば大阪は30となっています。名古屋は18です。多い場所では仕入れも多くできて、販売(売上)も多くできます。市場を超える数で取引する事はできません。この地域の相場がMGを面白く・深くしている部分です。

(仕入価格)と(売上価格)

赤丸で囲んでいる部分で背景が水色の数字(14)が仕入れ価格。背景が緑色の数字(28)が売上価格です。それぞれの数字はマーケットごとに設定されています。仙台で見ると1つ14で仕入れ、28で売ることができるという意味になります。28ー14=14 1つ売ると14の粗利がでると言えます。
 

マーケットボリュームとのバランス

商品はどこで仕入れて、どこで売っても自由です。そうなると一番安い場所で仕入れて、一番高い場所で売ろうってみんな考えますよね?そこで競争が起こります。売る時は他のプレイヤーにも声をかけて売りたいと思う人がいたら、入札になります。売上価格を上限に数字を言い合い安い方が売ることができます。
 

売る事を考える

儲けたいという考えが前に出すぎると、安く仕入れ、高く売る事で頭がいっぱいになります。ですが売れないとお金は増えません。どうすれば儲けることができる?
 


会社盤から基本動作をみる

MG研修用MG会社盤説明

①意思決定カードを引かずにできることもある

ゲーム盤の中央に積まれている意思決定カードを引く事で自分のターンとなります。ですが、自分の番以外の時でも行動できる項目があります。その多くは会社盤側、社内の行動になります。自分の番以外での行動の意味は「備え」です。自分のターンで行いたい目的達成の下準備です。同時に、他のプレーヤーも同様に備えるので相手の盤を見ながら、プレーヤーの行動を見ながらの判断になると大変なので最初は自分の戦略を進めることに専念するのがよろしいかと思います。
 

②商品を仕入れる

仕入れた商品は「倉庫」に入ります。倉庫なのでストック扱いで在庫としては制限なく持つことが可能です。
 
 

③商品を品出しする

倉庫に入った商品をそのまま販売することはできません。「品出し」として倉庫の商品を店頭に出すことが必要です。
 

④店舗に商品を出す

品出しされた商品は店舗に並びます。店舗をみると茶色の入れ物に載っていますが、店舗のカートの枠までしか品出しができません。多く持つと多く店舗に出すことができます。
 


MG研修のワンシーンからの考察

MG研修中のワンシーンより①

C商品の在庫を考える
MG研修中の考察①

C商品が山のようにあります。この状況は良いのでしょうか?
一つの考え方としては、C商品はCマーケットのみ販売することができます。
@10で仕入れ@14で売ることができます。価格競争が起こるはずなので、利益を確保して売るのも一苦労です。一方で品出し不要で売ることができます。レジ前のプラスワン商品。アパレルだとファストブランドの靴下やアクセサリー、スーパーならガムなどです。
 
それだけを大量に持つ会社が儲かるでしょうか?数で稼ぐという戦略はアリだと思います。ですが、この状況では仕入れできる人員が1名。1度に2個の仕入ペースです。販売は2人なので4個ペース。明らかに持ちすぎですね。
 
実はC商品は前期末のA商品、B商品の在庫の成れの果てだったりします。アパレルでイメージすると型落ちや季節商品で原価割れを起こす感じです。利益の低い物を多く抱える、それだけしか売る物が無いのは危険です。
 
扱う物で利益率は変わりますが、それを動かす人員や場所のコストは高利益率でも変わりません。皆様ならどう考えますか?


MG研修中のワンシーンより②

チラシチップを考える
MG研修中の考察②

チラシチップ(オレンジ色)がたくさん並んでいます。チラシというくらいなので販促の効果があります。実際のチラシは駅前で配り集客します。MGでは集客ができる=他店より有利=価格優位性がある と考えて販売価格を実際の額より安く提示することができます。(△2)
 
面白いのが、チラシの量を増やす(チラシチップを複数使う)とより価格優位性が上がる。(お客様をより多く呼べる)。営業マン1人につき2枚まで使えます。また、研究開発や親の場合の優位性も加味されるのでここぞという勝負の時に使用すると大きな恩恵に繋がります。
 
チラシには賞味期限があります。決算時に残った分は無くなってしまいます。価値が無くなるという意味だと思います。1回の購入で複数枚買えるので持ちたいですが、プレイ時間を見ながら枚数は考える必要があります。
 
この写真の場合、店頭に商品がありません。C商品をチラシチップを使ってまで売るのは本末転倒です。現状ではチップを過剰に持ちすぎと言えるかも知れません。
 


MG研修中のワンシーンより③

人の力を知る

 
 MGを10期ほど続けていると売上を上げる=利益が出る という構図を実際の行動に繋げる方が増えてきます。端的にいうと、多く仕入れて多く売る。 その為には人を多く雇うという判断に繋がります。
 
 MGでの雇用は "社員" と "パート" の2種類になります。2つの違いは①コスト②生産性に分けられます。

①コスト
社 員(白):1期@30 9人まで、継続雇用 
パート(青):1期@10 6人まで、1期限り
②生産性
社 員:販売・仕入・品出→2個
パート:販売・仕入・品出→1個

ここだけ見ると社員1名<パート2名と考えます。ただ、以下の制約があります。

・1回でできる採用上限
  社員:無制限 パート:3人
・配置転換(いつでも可能)
  @5/1人

 社員の方が売上に直結するスピードが早いです。採用は”意思決定カード”をひくことで行えます。パートは2回で6人を6個(@60)、社員は1回で3人を6個(@90)です。マーケットの小さい高単価を狙うにはこの辺りが損益分岐点の1つになります。”スピードを落としてでもコストを下げたい”とパートを選ぶ方も多いですが、その選択が正しいかどうかは”配置転換”にかかってきます。
 
 MGに必要な業務(仕入・品出・販売)の人材配置は”仕入・品出”と”販売”の2箇所です。(A、B商品で分けると3箇所)この写真は”仕入・品出”に全社員を配置しています。8個の仕入・品出が可能ですが、”販売”エリアに人が居ないので売る事ができません。
 そこで”配置転換”しています。4人×@5=20。もし、これがパートなら8人×@5=40。2倍のコスト差でパートの方が高いです。それを販売と仕入品出の都度動かしていると・・・売上は上がりますが、儲かっているのか?
 1セット(仕入から販売まで)扱うのに@20、5セットで@100、社員3人雇っているのと変わりません。また、他のプレーヤーが販売する時に参加できないという機会損失も多かったです。
 この方の場合、結果は社員2人を仕入・品出と販売に分けた時と変わりませんでした。人の採用と配置、配置転換(教育コスト)を考える機会になったようです。
 

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